LINEビジネスアカウント作成手順と個人LINEとの違い
この記事の要点
- 開設はメールアドレスのみで可能、審査の有無や日数は業種により異なる
- 個人LINEは1対1の個別連絡、ビジネスアカウントは一斉配信用と使い分ける
- 料金プランは配信数で変わるため申し込み直前に公式サイトで確認が必要
LINEビジネスアカウントは誰でも無料で開設でき、審査なしですぐ使い始められる
LINEビジネスアカウント(LINE公式アカウントと呼ばれるもの)とは、企業や個人事業主が顧客へお知らせやキャンペーン情報を配信するために開設するLINEのアカウントのことである。結論として、メールアドレスとLINEアカウントがあれば数分で開設でき、料金プランは配信数に応じて無料から選べる仕組みになっている。ただし名刺交換した相手と1対1でやり取りする場面には向いていない点に注意が必要だ。
LINEビジネスアカウントとは何か
LINEビジネスアカウントは、個人のLINEとは別に企業・店舗向けに用意された配信ツールである。友だち追加した多数のユーザーへ一斉にメッセージやクーポンを届けられる一方、1対1の会話は「個人のLINE」で行うのが基本的な使い分けになる。
交流会や商談で名刺交換をした相手とのその後のやり取りは、個人のLINEで続けるケースが多い。会った場所や話した内容を踏まえた一言を送れるのは個人のLINEならではで、ビジネスアカウントの一斉配信では代替できない部分がある。両者は「個別の信頼関係づくり」と「まとめてのお知らせ配信」という、目的が異なるツールだと理解しておくと迷いにくい。
開設前に確認しておきたいこと
開設作業に入る前に、次の3点を決めておくとやり直しが減る。
- アカウント名(会社名・店舗名など、後から変更しづらい項目がある)
- 配信目的(キャンペーン告知なのか、予約案内なのか)
- 運用担当者(誰が配信文言を作り、誰が承認するか)
特にアカウント名は一度公開されると変更に時間がかかる場合があるため、略称や表記ゆれ(全角・半角、カタカナ・ひらがな)を事前に社内で統一しておくことをすすめる。
LINEビジネスアカウントの作成手順を6ステップで解説
実際の開設作業はおおむね次の流れで進む。画面の項目名や手順は時期によって変わることがあるため、作業前にLINEヤフーが公開している公式の案内で最新の手順を確認してほしい。
ステップ1:LINE公式アカウントの管理画面にアクセスする
公式サイトから管理画面(LINE Official Account Manager)にアクセスし、開設の申し込みを行う。既存のLINEアカウントでログインする方法と、メールアドレスだけで新規作成する方法の2通りが用意されている場合がある。
ステップ2:アカウント情報を入力する
アカウント名、業種、所在地などの基本情報を入力する。業種によっては追加の確認が入ることがあるため、申し込みから利用開始まで即日で終わる場合もあれば、数日程度かかる場合もある。
ステップ3:料金プランを選ぶ
配信数に応じたプランが複数用意されており、月間の配信通数が一定数以下であれば無料で運用できるプランがある。配信数が多い事業者向けには有料プランも用意されているが、金額や上限通数は変更されることがあるため、申し込み直前に公式サイトの料金ページで確認するのが確実だ。
ステップ4:プロフィールを整える
アイコン画像、あいさつ文、トークへの返信設定などを整える。あいさつ文は友だち追加した直後に自動で届くため、どのような事業者なのかが一目で分かる内容にしておくと離脱を防ぎやすい。
ステップ5:友だち追加の導線を用意する
QRコードやURLを名刺、ウェブサイト、店頭ポップなどに掲載し、友だち追加してもらう導線を作る。ここで注意したいのが、相手の同意を得ずに友だち追加させるような方法は避けるべきだという点だ。あくまで相手が自分の意思で追加できる形を用意することが前提になる。
ステップ6:配信テストを行ってから本番配信する
管理画面にはテスト配信の機能が用意されていることが多い。本番配信の前に自分のアカウントへ試し送りし、文字崩れやリンク切れがないかを確認してから配信するケースが一般的である。

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チャット無双を見る →作成時によくある失敗例と使い分けの考え方
開設そのものは簡単だが、運用を始めてから次のようなつまずきが起きるケースがある。
- アカウント名を略称にしすぎて、友だち追加した相手が後から「どこの会社か分からなくなった」というケース
- あいさつ文を設定し忘れ、友だち追加した相手に何も届かないまま数日経ってしまうケース
- 個人のLINEで続けるべき商談相手にまでビジネスアカウントから一斉配信を送り、距離感の合わない連絡になってしまうケース
最後の例は特に注意したい点である。名刺交換をした相手に「先日の交流会でお話しした件ですが」といった個別の文脈を添えて連絡したい場合は、個人のLINEでのやり取りが向いている。一方、セミナー開催日や営業時間の変更といった、全員に同じ内容を届けたいお知らせはビジネスアカウントからの配信が適している。この両者を混同せず、目的ごとに使い分けることが遠回りに見えて一番の近道になる。
料金や機能は変更されることがある
LINEビジネスアカウントの料金プランや配信機能は、時期によって見直しが行われることがある。本記事で触れた手順やプラン内容は執筆時点の一般的な情報であり、実際に開設する際は必ず公式サイトの最新案内を確認してほしい。また、個人情報の取り扱いや特定商取引に関する表記など、法律に関わる部分の判断が必要な場合は、中小企業庁などの公的機関が公開している情報や専門家への相談も併せて検討するとよい。
開設作業自体は決して難しいものではない。手順通りに進めれば数十分から半日程度で公開まで到達できることが多いが、アカウント名やプロフィールの初期設定は後からの修正に手間がかかる場合があるため、事前準備に時間をかけておくことをすすめる。
よくある質問
- Q. LINEビジネスアカウントは無料で作成できますか?
- A. 配信数が一定数以下であれば無料で利用できるプランが用意されていることが多いですが、プラン内容や料金は変更される場合があるため、申し込み前に公式サイトの料金ページで確認することをすすめます。
- Q. 個人のLINEとビジネスアカウントはどちらを使うべきですか?
- A. 名刺交換した相手との個別のやり取りは個人のLINE、イベント告知など複数人へ同じ内容を届けたい場合はビジネスアカウントが向いています。目的に応じて使い分けるのが基本です。
- Q. 開設にはどのくらいの日数がかかりますか?
- A. 業種や入力内容によって異なり、即日で利用を開始できる場合もあれば数日程度かかる場合もあります。開設前に公式の案内で最新の目安を確認してください。

